遊具の安全に関する規準

日都産業では、遊具の安全に関する規準に合致するように 設計段階から完成製品に至る各工程で、十分に検証をしています。

子どもは、どんな隙間にも入り込もうとするものですが、これは、その空間の大きさを自分の体格で確認しようとするからです。しかし、子どもの体形は胴体(B)よりも頭部(A)が大きいため、いざ隙間に入り込んだ時に、胴体は入ったものの頭部が抜けないという最も危険な状況を招いてしまうことが あります。そこで遊具では、「胴体が入らない」もしくは「胴体が入ったら頭部も容易に抜ける」という寸法にこだわるのです。

胴体が入らない構造=通り抜けさせない開口部

遊具の柵などの隙間:100mm未満
幼児を想定した胴体サイズ:100X157mm
(JPFA 検査器具B)が入ってはならない。
遊具のネットの網目の開口部には、幼児を想定した胴体サイズ:φ127mm(J PFA 検査器具A) の部分が入ってはならない。

胴体が通り抜ける構造=通り抜けさせる開口部

児童を想定した頭部サイズ:φ230mm(JPFA検査器具A) の部分が通り抜けなくてはならない。
遊具にφ230mmが通り抜ける開口部を設ける場合は、 その下に障害物などを設けないこと。

遊具の安全領域

  • 安全領域とは、遊具の利用行動に必要とされる空間で、個別の遊具ごとに確保します。
  • 安全領域の標準的な範囲は、落下高さが600mmを超える場合=遊具の外形からあらゆる方向(上部空間を含む)へ1800mm(最小値)
    落下高さが600mm以下の場合=遊具の外形からあらゆる方向(上部空間を含む)へ1500mm(最小値)

※複数の遊具の配置をする場合には、各種遊具の安全領域と重複条件を考慮して計画しています。

遊具の安全領域の重複例

スプリング遊具(着座型)の場合

スプリング遊具(着座型)と鉄棒と雲梯の場合

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