安全点検

定期的な安全点検は、危険の早期発見はもちろん製品の標準使用期間の延長にもつながります。ニットでは、1983年より点検業務を開始以来、数千施設の点検実績があり、経験豊富な専門技術者によるきめ細やかな点検サービスをご提供してきました。あわせて、管理者の皆様が日ごろの日常点検をもれなく効率的に行なえるよう、以下のようなサポートも行なっています。

  • 日頃の点検に役立つ製品ごとの「日常点検表」を、製品と一緒にご提供しています。
  • ご要望により、専門技術者を派遣し、日常点検の講習会を開催しています。

安全点検の種類(内容と頻度)

初期点検

初期点検とは、遊具の初期動作確認のために製造・施工者の判断のもと、供用後に行なう点検のことです。

日常点検

日常点検表

日常点検とは、管理者の方が目視、触診、聴診などにより、遊具の異常や劣化の有無を調べるために日常的に行なう点検のことです。ニットでは日常点検を、もれなく効率よく行なえるよう、製品ごとの日常点検表を製品に添付しています。

定期点検

劣化診断
規準診断
定期点検表
点検器具

専門技術者が目視、触診、聴診、打診、揺動診断、または、JPFA検査器具測定機器を使用して一定期間(年1回以上)ごとに行う点検。特に遊具に関しては、摩耗状況や変形など経 年劣化について確認する「劣化診断」と「遊具の安全に関する規準 JPFA-SP-S:2014」との適合性を確認する「規準診断」を行い、総合的な機能判定を行います。点検マニュアルに基づき、細部にわたり点検を実施します。

精密点検

ゴム舗装部への落下試験
超音波肉厚測定

精密点検とは専門技術者が分解作業や測定機器を使用して行なう詳細な点検のことです。精密点検の例としては、下記のようなものがあります。

  • 支柱部の劣化・摩耗状態をJPFA 型測定機器(超音波肉厚測定器)を使用して測定
  • 設置面の落下衝撃吸収性能を衝撃吸収性能測定器により測定
  • 木材の腐朽をレジストグラフ(穿孔抵抗測定器)により測定
  • 可動部摩耗状態検査...分解検査

点検報告

点検から修繕までの簡略フロー図

点検結果により、製品ごとに現状を判断し、 報告書を作成します。また修繕を要するも のについては、修繕提案書も含めた報告を 行ないます。

技術者の養成

ニットでは、公園施設の維持管理サービスを充実させるため、(一社)日本公園施設業協会で特別教育を受け、認定された専門技術者(公園施設製品安全管理士/ 公園施設製品整備技士)による点検受託業務を行 なっています。

公園施設製品安全管理士

(一社)日本公園施設業協会が策定した「公園施設各種規準」に基づいた講習・認定試験を経て認定された「製品の安全に 関して設計・製作・設置・点検・整備を監督する」技術者です。(2012年3月現在16名)

公園施設製品整備技士

(一社)日本公園施設業協会が策定した「公園施設各種規準」に基づいた講習・認定試験を経て認定された点検および 整備の技術者です。(2012年3月現在28名)

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