プラ/ゴム/他

遊具などの公園施設の素材、材料について。日都産業では、耐久性、安全性、デザイン性などさまざまな面から検討し、素材を選択していますこのページでは、日都産業の製品に使用されているプラスチック・ゴム・ロープについて紹介しています。

プラスチック

FRP

FRPとは、Fiber Reinforced Plasticsの略で、Fiber=繊維、Reinforced=強化された、Plastics=プラスチックのことです。
強化材(主にガラス繊維)に低圧成形用樹脂(主に不飽和ポリエステル樹脂)を含浸させて成形することにより機械的強度を著しく向上させた強化プラスチックの総称です。プラスチック本来の特長である「錆びない」「腐らない」「電気を通さないなどのメリットを最大限に生かした複合材料です。
さまざまな形状の製作が可能で着色が白由であり、日都産業ではリンク遊具の上物等に使用しています。また、磨耗したり破損したFRPは、修復することが可能です。

超高分子量ポリエチレン

超高分子量ポリエチレンの平均分子量は、550万以上あります。これは従来の高密度ポリエチレン(分子量5万~50万程度)の1O~1OO倍の分子量であり、分子量が増すに従い、耐摩耗・耐衝撃性・エネルギー吸収力・耐寒性・低温特性・高温下の引張り強さ・耐ストレスクラッキング等の貴重な諸性質の値が向上します。
他のプラスチックに比べて特に優れた特性は、耐摩耗性、耐衝撃性、低摩擦係数、自己潤滑性、耐薬品性、低温特性などであり、日都産業では、遊具の滑車や軸受けとして使用しています。

ポリエチレン樹脂回転成形品

ポリエチレン樹脂回転成形とは、低密度ポリエチレン樹脂のパウダーを金型内に入れ、加熱炉の中で360°回転させながら型の内面に材料を均等溶融し冷却固化して成形品を得る方法です。また、再度パウダーにすることでリサイクルが可能です。
製品設計の白由度があり、複雑な形状のもの、また、小さなものから大型製品まで使用可能です。耐荷重、耐腐食、耐薬品など優れた製品が得られ、日都産業では遊具のすべり面やスプリング遊具の上物として使用しています。

ゴム

エチレプロピレゴム(EPDM)

エチレンとプロピレンまたはエチレンとプロピレンおよび第3成分の共重合物であり、前者をEPM、後者をEPDMと呼びます。このゴムは、耐候性、耐オゾン性、耐熱性、低温特性に優れ、また、耐水蒸気性、耐化学薬品性も兼ね備えています。自動車用部品、電線ケーブル、工業用品等に使用され、日都産業では遊具やベンチの座席に使用しています。

ウレタゴム(UR)

原料と架橋材の選択により軟質ゴムから硬質ゴムまで広い硬さ範囲の製品を作ることが出来ます。ウレタンゴムは、耐摩耗性、引裂強度が大きく、耐老化性、耐オゾン性、耐油性、耐寒性に優れる反面、耐熱性、耐水性には劣ります。日都産業では、軽量で耐久性を必要とする遊具のカウンターパーツとして使用しています。

ロープ

テトロンロープ

テトロンロープは、耐侯性が良くねじれがなく、柔軟で取扱いが容易な合成繊維です。また吸水性が無いため、濡れても強度の低下はありません。日都産業では、ネット遊具に使用しています。

クレモナロープ

クレモナロープは、耐候性に優れており荷重をかけてもねじれません。柔軟で扱い易い合成繊維です。日都産業では、遊具の吊部材に使用しています。

コンパウンドロープ

ワイヤーロープを心材として合成繊維で編み込んだ複合ロープです。合成繊維は、耐候性、耐磨耗性に優れ、ワイヤーロープの心材が破断強度をも高めているため、日都産業ではネット遊具のメインロープに使用しています。

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